外出先で持ち運び可能なモバイルバッテリーでスマートフォンを充電する光景は、もはや日常生活の一部となっています。たしかに便利ですからね。
人によっては、外出先で持ち運ぶノートパソコンを充電するためにモバイルバッテリーを使用する場合があります。
スマホが充電できればノートパソコンも充電できる、その考え方はあながち間違ってはいませんが、実は落とし穴があることに気づいていない人が多いです。
状況によっては「ノートパソコン全然充電できないじゃん!」みたいなことに陥ってしまうかもしれません。
いったい何が落とし穴なのか、私がノートパソコンが充電できるモバイルバッテリーを購入する過程や使用してみた体験談を交えながら紹介していきます。
スマホ用のモバイルバッテリーは持っていたが…
スマホ用のモバイルバッテリーは時々使用していて、スマホの充電が20%くらいになった時に、外出先で充電済みのモバイルバッテリーを使用して充電することで短時間で90%あたりまで電池持ちが復活しました。
ただ、この間、私用でノートパソコンを使う機会があって外出先に持っていた時のことです。ノートパソコンのバッテリーが残り30%を切っていたこともあり、外出先に持っているスマホ用として使用しているモバイルバッテリーでノートパソコンへの充電を試みました。
端子は合っていたので接続はできましたが、スマホ用として使用しているモバイルバッテリーで充電してみると、なんとわずか20%しか充電できなかったのです。
私は驚きました!特に故障しているわけでもなく、ノートパソコン自体に不備があったわけでもなく、自分自身首をかしげていました。
いろいろと疑問が湧いたため、ノートパソコンを充電するためだけに新しいモバイルバッテリーを購入しようと家電量販店に行くことにしました。

ぼくもよくやったよ。スマホ用で使っているモバイルバッテリーを
ノートパソコンに充電してみたらあまり効果がなかったってこと。
ノートパソコン用に別途モバイルバッテリーを買う必要があるぞ!
ノートパソコンを充電できるモバイルバッテリーを探しに家電量販店へ

スマホ用のモバイルバッテリーではノートパソコンを充電できないことを知った私は、ノートパソコンを充電するためのモバイルバッテリーを手に入れるため家電量販店にやってきました。
私は店員さんに「ノートパソコンが充電できるモバイルバッテリーを探しているのですが」と声をかけました。
すると、店員さんはモバイルバッテリー売り場に私を案内し、「何かメーカーとか決まっていますか」と聞かれたので、私は「特にメーカーは決めていない」と答えました。
店員さんは「では、ANKER製の737モバイルバッテリーはいかがでしょうか」と聞いてきたので私は思わず「ANKER?」と聞き返してしまいました。
私にとってANKERは中国製のモバイルバッテリーというあまり好印象を持っていませんでした。でも、その時は広告の品でセールしていたこともあり、1年保証から3年保証にできるキャンペーンもあったので、とりあえず購入することにしたのです。

ANKER製のモバイルバッテリーを評価する人もいれば、
そうでいない人もいる。
でも、広告の品だったら購入しようか迷うかもしれないな。
購入したモバイルバッテリーを使ってみて感じたこと
半信半疑ながらもノートパソコンを本当に充電できるほどのモバイルバッテリーなのか確かめるため、ちょっとお古のノートパソコンで充電してみました。
結論から先に言うと、問題なく成功しました!
少し古いノートパソコンということもあり、開始後のノートパソコンのバッテリーが20%で、購入したばかりのANKER製の737モバイルバッテリーをフル充電してから、ノートパソコンへの充電を開始しました。
すると、充電開始から1時間半くらいでノートパソコンのバッテリーが20%からほぼ100%になっていたのです。ANKER製とはいえ、優秀だと思いました。
どうやら最大140Wの高出力であることが大きいと感じました。24000mAhの容量があればノートパソコンを充電するには十分だし、最大で3台同時充電も可能という点も魅力的に感じました。
スマホでも充電でき安全性が確認できたので、今となって外出時は新しいノートパソコンを充電する時に使っています。(モバイルバッテリーフル充電の状態でスマホは最低5回フル充電可能)

ANKER製のモバイルバッテリーはちょっと不安だったけど、
購入してもいいかなと思える性能だわ。
充電する場合は端子と出力と容量に注意
動画では数種類のモバイルバッテリーで性能を比較しています。でも、今回の着眼点は性能の比較ではなく、モバイルバッテリーからの出力が重要なポイントです。
出力とは、安全に供給できる持続的な最大電力のことで、例えば、ノートパソコンを充電するために必要な出力が65Wでモバイルバッテリー側の出力が30Wだったら、出力が足りないため、本来の効果の半分以下となってしまうのです。
ただ、モバイルバッテリー側の出力がパソコンと同じく65Wなら問題ありません。
また、容量が20000mAh以上であれば、出力不足でない限りはノートパソコンを1回分フル充電できます。(経年劣化による場合を除く)
動画内で紹介された内容も含めノートパソコンを充電するためのモバイルバッテリーについて重要なことをまとめましたので、参考にしてください。
ノートパソコン充電用のモバイルバッテリーで確認しておくべきこと
- パソコンを充電するためにはモバイルバッテリーの最大容量が20000mAh以上必要(定格容量を考慮すると実質最大容量の8割程度)
- モバイルバッテリーとノートパソコン双方の出力に問題ないか確かめる(パソコン側出力が65Wでモバイルバッテリー側の出力が30Wだとダメ)
- ノートパソコンにUSBのType-C端子が差し込める状態であるか確かめる(差し込めない場合、接続アダプターで端子変換する必要性があるため)
ノートパソコンを充電するためにどんなモバイルバッテリーを使っている?ユーザーの口コミ
ここまでパソコンが充電可能なモバイルバッテリーに必要な要素について紹介してきました。ただ、人によってどんなモバイルバッテリーを使っているのか、どんな使い方をしているのかいろんな意見があると思います。ユーザーの口コミや実際の声についていくつか取り上げました。
重たいHyperJuiceのモバイルバッテリーが初めて活躍した人の声です。出張先でノートパソコンを充電するために100Wとか出力できてノートパソコンも使えるモバイルバッテリーって無いと感じています。外出時に災害があった時には絶対必要なので引き続き持ち歩こうと考えているようです。
Xiaomiのモバイルバッテリーだと推奨している人の声です。45Wの急速充電でバッテリーを充電できるので、45WのPD規格で出せるからスマホだけじゃなくパソコンも充電できる優れものとのことですが、日本で発売していないこと残念に思っています。
娘がAnkerの本場中国から欲しがっていたモバイルバッテリー買ってきてくれた人の声です。パソコンも充電出来る出力なので期待でき、最近のAnkerは本当に良くなったと思っているそうです。
結論:パソコンを充電するモバイルバッテリーは容量以外に出力や端子も適合するかが重要
モバイルバッテリーでノートパソコンを充電したい場合、容量以外に出力や端子が適合するかどうか確認しておく必要があります。
特に出力については、ノートパソコン側が65W必要であることに対し、モバイルバッテリー側が30Wしかなければ、出力が不足しているため、十分にノートパソコンを充電できません。
また、端子についてはType-C端子が望ましく、Type-Aだった場合は直接差し込んで充電できないため、Type-A→Type-C変換アダプタが必要となります。(Type-C→Type-A変換アダプタは故障の原因となるため推奨しません)
モバイルバッテリーでノートパソコンを充電したい場合に押さえておくべきポイントやどんな人におすすめなのか要点をまとめたので参考にしてください。
- ノートパソコンを充電するために持ち運びの頻度によってサイズを考慮する
- モバイルバッテリーを購入する前に容量や出力などを確認しておく
モバイルバッテリーをよく外出時に持ち歩く人におすすめ!
モバイルバッテリーでノートパソコンを充電する頻度が高い人におすすめ!